燃料コックの負圧チューブ抜けによるエンジン不動事例です。Twitterにてゼルビスマダム様より情報提供いただきました。
現象として
- セルモーターは回る
- エンジンの初動はあるが、数秒で止まる
という状態になります。車体右側、リアバンク吸気側から燃料コックに繋がるチューブが抜けていたための不具合です。
解決方法は、チューブを差し直すだけです。
ゼルビスの燃料コックは「負圧コック」といって、負圧が掛かることでガソリンを供給するタイプです。この負圧を与えているのが、吸気側からコックに繋がる細めのチューブです。このチューブが抜けたり、裂けたりしてしまうとガソリンをキャブレターに送ることができなくなり、エンジンが止まってしまいます。
エアクリーナーエレメント交換など燃料タンクを外す作業をした後にチューブを繋ぎ忘れたり、差し込みが甘くて抜けてしまったりというパターンも多いと思います(管理人はエアクリ交換後にチューブ抜けで同じ状態になりました)。
また、負圧チューブ自体もゴム製品ですので経年劣化が避けられません。硬化が進んで柔軟性が失われてしまうと、割れたり裂けたりしてしまう可能性が高くなります。
予防のためにも、チューブ・ホースなどゴム製部品を一式交換しておくといいかもしれませんね。
部品
負圧チューブを新品交換する場合、参考にしてください。
部品番号:フューエルチューブ 3.5×210 95001-35210-40 80円